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ハウス・オブ・グッチ Comments (6)
Madonna reignites feud with Lady Gaga by calling her out on
Instagram ...USA Todayの見出し記事より
シェールの妹... レディー・ガガ様。そしてマドンナの二番煎じなんて言われているこの十数年⁉そんな事よりも彼女は日本に対してエンタティメントの鑑のようで媚を売るのが上手い彼女のプロジェクトティームがなせる業なのかもしれない。
彼女は実はアメリカというよりも世界的音楽学院と言えばジュリアードの名前を音楽をあまり興味のない人でも聞いたことがあるかもしれない。一応彼女は合格しているが、入学を辞退してもいる。前学長のジョセフW.ポリシのコメントとジュリアードの改革を含め関わり方をコスモピアと言う出版社の月刊誌 "多聴多読マガジン" の中で紹介されていた。
原作本である『The House of Gucci』に大きな期待を寄せていたけども、ドキュメンタリー風スタイルが反ってそれは辛口なものではなく、読み物としては正直な話、ずっと退屈であった。浅くて面白くもないキャラクターの間のありふれた描写の連続性だけのドラマのストリーが枯れていて、誰も描写したことのない深みや感情はほとんど無かったと言えるかもしれない。
タイム誌にレディー・ガガが次のような歯の浮くコメントをしている。
Lady Gaga has stated that working with Sir Ridley Scott on House
of Gucci was the best experience she has ever had with a director.
"I've never had a better experience with a director, he loves artists,
and some directors don't. They love themselves."
本作の監督であるリドリー・スコットがナイトの称号を受けているとは知らなかった。『エイリアン』ぐらいしか面白いのはないし、『グラディエーター』や『ハンニバル』は見ることが出来ても『ブレードランナー』なんて今見ればキモイだけでこれがカルト映画の正体なのかを見せつけている。
レディー・ガガがマドンナの二番煎じと言われるのはマドンナも以前にバイオピック『エビータ』に出演し映画自体評価も高かったけれども彼女の失敗はアルゼンチンのファーストレディだったエバ・ペロンが国民にどれほど愛されているのかを知らない面にある。
だからレディー・ガガはその点においてそつが無く、このいかれたイタリアのアクセントを含ませた英語の映画には小説と同じようにダラダラと伏線があり、しかもサブプロットをつまらないシナリオに組み込むことでメロドラマの域を超えることはなく、ありふれた映画となってしまっている。
レディー・ガガのファンであれば観ても構わないけどそれ以外の人は遠慮しておいた方が無難でamazon.comではネット配信が開始されている。
筆者の記憶にも断片的にニュースを読んだ記憶があります。
純粋に恋をして、幸せな結婚生活をスタートしたはずだったグッチ創業者の孫にあたるマウリツィオとパトリツィア。今や世界的なメガブランドへと成長したグッチが、イタリアの老舗ブランドながら新新ブランドの後塵を拝していた頃の話だが、グッチの経営に口を挟もうとしては「君はグッチじゃない」と疎外され続けたパトリツィアの愛が憎しみへと変わっていくさまを体現したレディー・ガガの役作りには感服します。
そして、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズらが好演しているが、何よりもジャレッド・レトの怪演は必見。この役を本人はきっと、嬉々として演じたんだろうなということが誰の目にも明らかで、圧巻です。
純粋に恋に落ちて夫婦になるも、家族経営の難しさに直面し、次第に夫婦との関係にも亀裂が入る。長年にわたって良好な夫婦関係を維持することの難しさ、事業を何代にもわたって続けていくことの困難さが描かれていると同時に、全てにおいて“物事”には終わりがあることを思い知らされる。
人々の憎悪や手酷い裏切りなどが手加減なく描かれていて、残酷でありながらも秀逸なストーリーにグッと引き込まれた。
安定のアダムドライバーに、レディーガガの華やかさ(演技も素晴らしかった)が組み合わされて素晴らしい主役の二人。出会いから恋人になり新婚時代を経て関係が壊れるまでの二人の表情の移り変わりが巧みに表現されていた。
アルパチーノが日本語を話すシーン、日本人客の登場など日本へのオマージュも感じられるとどうじに日本人が上客だったことがわかる。
劇中に何度か流れるオペラによって重厚感を際立たせ、インテリアなども素敵だった。GUCCIの物語だけあって、ファッションは煌びやかで美しく見ているだけで楽しくなります。ファッション好きも楽しめそう。
ファッション好き、事業や家族経営をされている方、どこかの御曹司などは特に楽しめるのでは?
「道徳心は高くないけどフェアな人間よ」けど少なくとも本作を見る限りは、『最後の決闘裁判』に続くリドリー・スコット作品となった皆大好きアダム・ドライバー演じるマウリツィオを少なくともちゃんと愛していた感もあった(まぁ本当に愛していたら最後の決断にはならないだろうけど…)し、『エターナルズ』に続き人間離れした(?)サルマ・ハエック演じる胡散臭さ満点のピーナに寄生され操られていた感もあった。所詮、俗物。パトリツィアが自分の都合いい方に持っていこうとグッチ家の人間に話しているときの画の影具合など良かった。強いて言えばパトリツィアの傀儡となっていくマウリツィオの、彼女が言ったことに対するリアクションや葛藤みたいなものを前半中盤とかでももっと見たかった気はした。
"DON'T MISS." 始まりと終わりがある"行動と結果"。本作を語る上でなんと言っても欠かせないのがアンサンブルキャスト。作品を通してどこか散らかった印象は受けるけど、にしてもアル・パチーノとジェレミー・アイアンズの共演はヤバい!コンニチハ〜。アル・パチーノ演じるアルドの息子パオロ役ジャレッド・レトの特殊メイクっぷりはもはや別の人でも…。また、父アルドと息子パオロの関係は、アル・パチーノだからか、どこか少しマイケル・コルレオーネと頼りなさげな兄フレドを思い出した。ジャレッド・レトの演技自体や映画の中でのパオロの扱いはバカげたもので、パオロ本人が不憫に思えた。ドメニコ格好良い。
本作は2000年に発売されたノンフィクション小説「ハウス・オブ・グッチ」という原作がベースの実話で構成されていますが、1970年から30年間という期間が描かれているため、さすがに映像表現も含めディテールで誤差があるのは当然のことでしょう。
そのため、本作はGUCCI一族から非難されています。
とは言え、アメリカでは「バイス」のように実在の政治家らがノンフィクションで描かれている作品も多く、「さすがにここまで描いたら問題が起こるのでは?」という作品も少なくありません。ただ、意外と文句を言われずに済んでいるケースが多いのは興味深い点です。
「アリー スター誕生」で才能を開花させたレディー・ガガの演技は本作でも健在で、他の役者陣を含め演技でも見応えがありました。
個人的には、作中で「日本語」が出てきて、これらのシーンは単純に面白いのですが、「当時の日本とGUCCIの関係性」をよく表していて、日本向けの作品でもあると感じました。