Plot

「海のほとり」でカンヌ映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞したフランスの若手女性監督ジュリー・ロペス=クルバルが、カトリーヌ・ドヌーブら豪華女優陣を迎えて描く家族のドラマ。恋人ではない男性の子供を妊娠したキャリアウーマンのオドレイは、母親になることに不安を抱き、産むべきか否か迷っていた。そんなある日、久々に帰省したオドレイは、亡き祖父が暮らしていた海辺の家で1冊の日記を見つける。それは、50年前に家族を残して家出した祖母のものだった。

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隠された日記 母たち、娘たち Comments (5)

HsAncaemfiri
HsAncaemfiri
アメリカもんのどんぱち見た後でこういう映画見るとほっとしませんか。ていうかきちんと後に残る。

たまたま見つけた日記から家族の愛憎と秘密をさぐって、というまあどこにでもあるような話なんだけど、いろいろ上手いです。

あとカトリーヌ・ドヌーブが好きなんです。
Noskmghxpsi
Noskmghxpsi
私の祖母、母を投影して鑑賞しました。

祖母が母を産み育てるまでの気持ち、母が私を産み育てるまでの葛藤を想像すると、何故だか気がつかなかった事に気がついて、自然と涙が溢れてきました。

特に母親との関係があまり上手くいってない方は、鑑賞すると何かしらの発見がある作品だと思います。ラストシーンは、時空を超えた「愛と希望」を感じます。
Gkipmxoshns
Gkipmxoshns
女の幸せとは、家族のあり方とは、なんだろうと思いました。
女性独特の鬱々とした感が、とてもリアル。

親子も他人だと思えたら、もっと許しあえるのかもしれないですね。
Xmhigkopsns
Xmhigkopsns
お母様、あるいは、娘さんと、
よく口論になっちゃって困るのよね…なんて方には特に、
ビシビシ伝わってくるものが感じられると思います。

人生には、たくさんの役割が存在しています。
その時々において抱く感情は、
内容は違えど、どの立場であってもそこには感情があり、
悩みも尽きないもの。

だからこそ、自分で自分の選択をしていくことが大切で、
誰か・何かに責任転嫁することなく、自分の人生に責任を持つこと、
それが人生を前向きに生きていくための秘訣なのかもしれない。
そんなことを思わせてもらえた、とても素晴らしい作品でした。

また、自分が苛立ちを覚える人の感情・行動に対し、
「あの人はこうだ」と即座に決め付けず(自分の想像力を過信せず)、
そこには包み隠された何かがあるのかもしれない。
もっと想像力を鍛えていきたいなぁと、そんな気持ちにもなりました。
途中、ヒヤヒヤしたり、ドキドキしたり、、、
でも最後には幸せな気持ちで満たされました。
主人公の想像力も最後には、、、ゴニョゴニョゴニョ、、、まぁビックリ!(笑)

女性の人生模様を描いていることもあり、
会場には女性の鑑賞者で埋め尽くされていましたが、
しかし男性にとっても、
男性には理解しがたいであろう「女性独特な心理・感情」を紐解くヒントになるような気がしますので、
家庭円満の手助け(?笑)になるかもしれません。

ただ、フランス映画のアンニュイさに苦手意識がある人には、
映像的には今一つと思われるかも?
Esfcneiren
Esfcneiren
偶然に見つけた祖母の日記を巡り、母と娘の距離がどんどん遠ざかってしまう。
窓から陽が差し込むように自然と回想に入っていくくだりは美しく切ない。
良品。