Plot

スペインの天才フラメンコダンサー、ロシオ・モリーナの創作現場に迫ったドキュメンタリー。天才的なリズム感と驚異的な身体能力、天性の芸術的感性で異次元のステージを繰り広げ、スペイン舞踊界における最高の栄誉と言われる「スペイン舞踏家賞」を26歳の若さで受賞、世界的バレエダンサーのミハイル・バリシニコフがひざまずいて敬意を表したという逸話など、数々のエピソードに彩られたロシオ・モリーナ。奇抜な振り付けと高度なテクニックを駆使した彼女のステージは、舞踏界のみならず各国の舞台芸術や現代アート界からも熱い視線を送られている。映画は、自らをダンサーとバイラオーラ(女性フラメンコダンサー)をかけあわせた造語の「ダンサオーラ」と称する彼女が、フランス国立シャイヨー劇場での上演までの日々に密着。創作、練習、ステージの現場を映し出す。さらに、ともに作品を作り上げるミュージシャンたちや家族の証言を通し、アーティストとしてのロシオ個人の姿にも迫る。

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衝動 世界で唯一のダンサオーラ Comments (1)

uagcfhy
uagcfhy
男たちが手を叩き、歌い、ギターが鳴る。
自分には、いくら聞いても、フラメンコのリズムが分からない・・・。
また、伝統的な伴奏だけでなく、ロック音楽も似合う。

その中で、モリーナが強烈な足音を立てて、ステップを踏む。
モリーナの母は言う、「小さくて太め。ダンサーの体型ではない」が、舞踊学校では「カスタネットや足の強さは賞賛された」と。
しかし、モリーナは言う。「私にとって、力強く踊るのはたやすい」。

確かに、モダンダンスであって、必ずしも伝統的なフラメンコではなさそうだ。
肘パットや膝パットのある衣装、あるいは、ムカデのような尾を引く衣装が、すでにそれを物語っている。
実際、モリーナの体型では、普通に踊っても栄(は)えないかもしれない。
力強さや独創性、何が飛び出すか分からない迫力が魅力なのだろう。
そういう「フラメンコのイノベーター」としての姿は、南スペインの本場においてさえ、高く評価されているようだ。

「未知なものへの挑戦」とか、「直観にまかせる」といったモリーナの言葉が出てくるが、何を意味しているのか、自分は理解できなかった。
モリーナ自身、言葉で表現する人ではない。「どうするか」と聞かれても、「さあね」と返事する。
そういう天性の“自由人”を、周りの歌手や演出家が、工夫してフォローアップしているように見える。
スタッフが築いたフレームの中で、毎回、新たに生まれ変わる“怪物”が踊り出す。

LGBTであるらしいが、その点には、一切触れられない。

このドキュメンタリーは、「Caida del cielo (カイーダ・デル・シエロ、Fallen from heaven)」という新作舞台の公演8ヶ月前から始まり、その準備の様子が映される。
それとともに、「Impulso(インプルソ、衝動)」という作品の公演が、何度も挿入されるが、いかんせん断片すぎる。
だから自分は、この映画ではモリーナという舞踊家のことも、そのダンスも、結局よく分からなかったというのが正直なところである。

なお、コロナウイルスの影響で、3月の来日公演はキャンセルになっていたようだ。