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キネマの神様 Comments (20)
志村けんのコメディアン魂を真摯に受け継いだ沢田研二。
昔の妖艶でクールなジュリーが鮮烈なだけに、見始めてすぐはあまりの容姿の変貌ぶりに、もしかしたらこれはCGなんじゃないかと思ってしまいましたが(;^_^A、見終わって気付くと違和感は無くなっていました。
大型電気量販店の大画面テレビでいつも思うんですが、北川景子さんはどう悪くみたとしても、綺麗で、北川景子さんの顔は日本人正義です♪
この作品が無事にスクリーンで放映されたこと、関係者さまにお疲れ様ですとお伝えしたいです。
正直、古き良き?昔の撮影所時代のパートはすごく良かったです。役者が生きてる感じが
現代パートがうーん、
対比で昔の映画っぽくわざとらしく?撮ったのかなと思うようにして納得するしか
古き良きを生々しく、現代を懐かしく?
うーん。テレビでお茶の間に流れてる映画として見たら面白いかも。
映画館で見るにはね。
沢田さんの方が菅田くんが老けた設定なら合っていたとおもいます。
志村さんはどうしてもコメディ感が強いような。それでもやはりエンドロールではほろりとしてしまいました。ご冥福をお祈りします。
ただ全体的に台詞の発音へん?これも演出のうちかな、
棒読み台詞多く違和感。
最後の目玉の映画コンテンツに吸い込まれるシーンは川島監督の幕末太陽伝の逆かいな?
山田監督作品としてはもう一捻りしてほしかったなあ。
故・志村けんの“不在”は、たとえば70年代に「8時だョ!全員集合」で志村が大当たりさせた「東村山音頭」を、劇中で沢田に歌わせるというオマージュにより改めて強調されたように感じる。あるいは、へべれけに酔っぱらったゴウを沢田が演じる場面でも、志村ならどう表現しただろうかと夢想してしまう。
原田マハの小説「キネマの神様」は、映画への愛情と家族の機微が詰まった内容もタイトルも松竹100周年にうってつけだが、物語を牽引するゴウと外国人レビュアーとの“映画評バトル”は、小説では面白くても映像化するには地味に過ぎる。そこでゴウが若い頃に映画監督になる夢に挫折したという設定に変更して、菅田将暉がゴウを演じるパートを映画作りの話にしたのだろう。松竹100周年記念作に“映画作りの映画”という狙いは分かりやすいが、原作の設定をある程度継承している現代パートと、映画用に創作された昭和パートのつながりが弱く、つぎはぎ感が否めない。
劇場のスクリーンから演者が飛び出してきたり、逆に観客がスクリーンの向こう側に入ったりといった仕掛けは、バスター・キートン監督・主演作「キートンの探偵学入門」(1924)やウディ・アレン監督作「カイロの紫のバラ」(1985)など古くからあるものだが、どういうわけか邦画界ではこの数年、綾瀬はるか・坂口健太郎共演作「今夜、ロマンス劇場で」(2018)、大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(2020)、そして本作と立て続けに使われてもいる。このギミックの既視感も、つぎはぎの印象を強めている気がする。
幾多の試練を乗り越え、コロナ禍の現状まで現代パートに盛り込んで、キャストも物語の内容も豪華でぜいたくだが、フォーカスが絞り切れず散漫になり、一本の映画としては統一感が足りないように感じた。