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ここに幸あり Comments (1)
原題、秋の庭園(JARDINS EN AUTOMNE)、人生の晩秋、フランスの農林大臣だった主人公ビンセントは農民に不人気で突如罷免になる、それからは殆ど年老いた旧友たちと飲んでいる暇つぶしのような時間がだらだらと流れてゆく・・。
こういう映画をノンシャラン・コメディ(無頓着でのんきな喜劇)というらしい、監督・脚本のオタール・イオセリアーニはグルジア出身、彼の飄々とした人物描写、作風はオタール節と言われる独特の味わい、巨匠タルコフスキーが最も尊敬する監督として名をあげているから玄人には受けがいいのだろう。
冒頭から3人の老人が棺桶選び、同じものを気に入ったらしくちょっと揉める、主人はお三方は体形が違うのだからそれぞれ御作りできますというが真似はされたくないらしい。
老いても色事はお盛んで数人の元妻、愛人がいても街で見かけたピアノ教師を軟派するマメさは何だろう、悪びれた様子もなく母親もなんやらもてる息子を自慢げだ、石田純一じゃないがもはや文化、生き方の違いなのだろう。酒に音楽に女性とくればまさに「酒とバラの日々」、旧友もいるし大臣首になってもなんともないや、俺は幸せだと胸をはるが観ている方は複雑、大臣と言っても儀礼訪問やめくら判(署名)を只管押しているだけですから無自覚無能な税金泥棒にしか見えません、第一いい年して親のすねかじりで気楽な生活、良いご身分ですこと。息子を甘やかす資産家の肝っ玉母さんマリーを演じているのはなんと男性、フランスの名優ミシェル・ピッコリでした、監督も友人役で出演。パリの下町に移り住んだ気分で登場人物の癖の強い爺さんたちを眺めて過ごす2時間でした。