Plot

娘と母の和解を軸に、家族の再生を描いた心暖まる感動ドラマ。監督は、「ギルバート・グレイプ」「アバウト・ア・ボーイ」の脚本家として知られるピーター・ヘッジズ。NYのリアルなストリート感覚をスパイスに、生と死をまっすぐにみつめながらも、ユーモアを忘れないあたたかい作品を作り上げた。主演は「鬼教師ミセス・ティングル」の若手女優ケイティ・ホームズ。母役のパトリシア・クラークソンはアカデミー助演女優賞ノミネートほか、様々な映画賞で受賞した。

Aktor

エイプリルの七面鳥 Related

続・夕陽のガンマン 地獄の決斗Bermain Online
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗
プロット  イタリア・スペイン・西ドイツ合作
Mar,Fri Di Teater
No.10Bermain Online
No.10
プロット  オランダ・ベルギー合作
Apr,Fri Di Teater
倭文(しづり) 旅するカジの木Bermain Online
倭文(しづり) 旅するカジの木
プロット  日本
May,Sat Di Teater
ミッシングBermain Online
ミッシング
プロット  日本
May,Fri Di Teater
冗談じゃないよBermain Online
冗談じゃないよ
プロット  日本
May,Fri Di Teater
バカ共相手のボランティアさBermain Online
バカ共相手のボランティアさ
プロット  日本
Mar,Fri Di Teater
12日の殺人Bermain Online
12日の殺人
プロット  フランス
Mar,Fri Di Teater
FPSBermain Online
FPS
プロット  日本
Mar,Fri Di Teater
劇場版 怪獣は襲ってくれないBermain Online
劇場版 怪獣は襲ってくれない
プロット  日本
Mar,Fri Di Teater
Vaundy one man live ARENA tour “replica ZERO”Bermain Online
Vaundy one man live ARENA tour “replica ZERO”
プロット  日本
May,Fri Di Teater

エイプリルの七面鳥 Comments (6)

Inblfepeceutuixaree
Inblfepeceutuixaree
映画の思い出を入れておく引出しには忘れない小品の一区画がある。
こんにち、そのてを繰り出してくる、もっとも信用のおける機構となっているのがサンダンス映画祭だと思う。SearchingやTullyやエイスグレードetcに、大作に負けない良心を見る。そういう小品は、まるで自分だけが知っている宝物のような輝きをもってしまう──ことがある。忘れない小品とはそういう映画たち、だと思う。

これもサンダンスで大ウケして世に知られた。
トムクルーズとつきあっていた頃は、主流を走る女優のような気がしていたが、芳年を過ぎると、なんとなく中堅どころには至らなかった感のあるケイティホームズ。Pieces of April以降の彼女を見た記憶がない。が、これはよかった。これさえあれば何もいらない。彼女の持ち味をぜんぶ引き出した「小品」だった──と思う。

街へ出ている娘を家族が訪ねてくる話。
都会で暮らす若者に言えることだが、そこには故郷や家族とは、相容れない世界がある。殺伐としてギラギラした生活があり、自分はそれに埋没している。それは牧歌的な郷土とは価値観のちがう世界だ──と、わたしも若い頃思っていた。じっさい、その通りでもある。

が、エイプリルは都市生活に身をやつしたとはいえ、繊細な気持ちも持っている。一人前にやっているんだってところを、家族に見せたい。サンクスギビングの来訪にあわせて七面鳥のローストを、つくる──つくろうとする。

この粗雑さと繊細さをあわせもったエイプリルが、たくみに描かれている。
ときに、ずぼらに見える。ときに、心優しさがあらわれる。

さりげなく派手、どことなくワイルド、な女性がいる──と思う。
普段姿になると、なにげに鼻ピアスしていたり、囲み目していたり、チョーカー着けていたり、露天商で買ったみたいな手作り感の革製のアクセサリーをあっちこっちに着けていたり・・・てらいもなく派手なノースリーブで、その露わにも臆したところがない。そんな女性がいる。

エイプリルもそんな感じ。なんか蓮っ葉な印象もある。でも根はまじめ。その可変でファンキーな女性像が、くっきりとしたキャラクターになっている。とても魅力的だった。

家族は、それぞれが困惑を抱えている。お互いに打ち解け合って、さえいない。だけど、最後はすったもんだを乗り越えて無上の大団円ができあがる。都会と田舎の違い、人種の違い、所得の違い、年齢や性情の違いも超えて、みんなでサンクスギビングを祝う。

監督のPeter Hedgesを調べたらヒューグラントのAbout a Boy(2002)を書いていた。たしかにあの映画のほっこり感はこれと一致する。なんかみょうに納得した。