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日本一短い「母」への手紙 Comments (1)
映画「日本一短い『母』への手紙」(澤井信一郎監督)から。
福井県丸岡町がまちおこしのために募集した「一筆啓上」から生まれた
ベストセラー『日本一短い「母」への手紙』の映画化である。
物語は、美しすぎる「十朱幸代」さんの母親役に驚きながらも、
幼い子ら2人を残して、男のもとへ走った母親と、
その子供たちの気持ちの入り乱れは、特に新鮮なものはない。
「18年間、忘れたんじゃないんですか?」の子どもたちの声に、
「忘れてたわ」と答えた会話に、おっ、いつもと違うパターンと
期待させておきながら、ラストにはお決まりの
「一日だって忘れたことはなかったわ」と抱き合うシーン。
そんな中、十朱幸代さんが「母親とは・・」と定義するフレーズは、
なるほどなぁ、と思いメモをした。
「母親ってのはね、子どもが小さい時、子どもが一番必要な時、
そばにいてやってこそ、母親なの」
これは、小さい時に限らず、小・中・高と進み、大学生になっても、
いや、成人して結婚して子供が生まれても、
わが子が母親を必要とした時は、そばにいてあげられる、
それが「母親」ってものなんだ、と私は感じた。
もしかしたら「父親」も同じかもしれないと思ったが、
そばにいてやれる母親を支えるのが、父親の役割かもしれないな。
P.S.
ほろっときた「母への手紙」作品を記録に残しておこう。
■「お袋 死ぬなよ いいと言うまで死ぬなよ
親孝行が全部終わるまで死ぬなよ」
■「今日バス停で 母さんに似ている人をみた
その重そうな荷物を持ってやったよ」