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書を捨てよ町へ出よう Comments (6)
銀幕から一人の男が観客に語りかける
次第に悩める青年の物語が始まる
実験的な映像やストーリーにのめり込んでいると何処からか「カット!」と言う声がしてハッとした
これは映画だったのだ、と。
2015年秋鑑賞
「ヌーヴェルヴァーグ」運動(特にゴダール)の影響をもろに受けたようなコラージュをふんだんに使った手法や、観ていて酔うくらい手振れの酷いカメラワークとか、ほぼ棒読みの役者たちとか、そのくせ2時間越えの上映時間とか、今観るとかなり観るのが辛い。
正直ストーリーもよく分からなかったけど、この映画.comのあらすじを読んで、やっと物語の内容を理解したw
若者が一番元気だった時代に彼らのカリスマだった寺山修司の作品であり、ストーリーや映像というより若者の視点で観た変わりゆく「時代」の空気を切り取り、日本という国や映画を批評?してみせたた「実験映画」として価値はあると思うけど、その時代性みたいなものをリアルタイムで共有していないと全てを理解・共感するのは難しいかも?
今の人だと共感するのは難しいから???だらけになるかも。
ラストの「あかりをつけてください」で、本当に劇場の照明が一時的についてた。寺山はこの時代から色々挑戦してきたんだな。