イッセー尾形

1971年に演劇活動をスタートさせ、80年代にはじめた「一人芝居」で、日本における一人芝居の第一人者と呼ばれる。81年に「お笑いスター誕生!!」で様々な職業の人物を演じ、8週勝ち抜き金賞を受賞、一躍知名度を上げる。森田芳光監督作「それから」（85）で映画初出演、以降、多数のTVドラマ、映画に出演するようになる。映画「ヤンヤン夏の思い出」（00）で海外映画に初出演を果たし、アレクサンドル・ソクーロフ監督作の「太陽」（05）では昭和天皇を演じた。17年、マーティン・スコセッシ監督作品「沈黙　サイレンス」（16）で長崎奉行の井上筑後守を演じ、海外でもその演技が高く評価された。他の近年の映画出演作は「先生と迷い猫」「HERO」（ともに15）、「泣き虫しょったんの奇跡」「漫画誕生」（ともに18）など。