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ビルド・ア・ガール Comments (8)
訴える、引き付ける魅力あるものだという事を
英語が堪能な人でないと理解できないかもしれませんね。
吹替だと下手したら表現不可能かもしれません。
逆に吹替を見てみたいと思いました。
試写で拝見。
最初は「バカなガキ」としか思えないジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)だけれども。
そのジョアンナを見守る家族と、正しい道に導くロックスターのジョン・カイト(アルフィー・アレン)が素敵だったなぁ。
アルフィー・アレンには、妙な色気すらありました。
才能への根拠なき過信、成功への飢え、承認欲求。
小さな成功で調子に乗って勘違いし、人を傷つけ自身も傷つき、騙され、失敗を重ねる。
誰にでもある、若さゆえの痛い経験だけれども。
どこかで道を踏み外し間違えたのなら、やり直せばいい。
失敗も「自分を作る」重要な過程だと、前向きになれるかどうか。
そういう「気付き」を得ることが重要だときっぱり言い切る、すがすがしい青春を描いた作品でありました。
これが「よくある話」で終わらなかったのは、ビーニー・フェルドスタインの個性のおかげなんだろうなと。
冴えない今の生活を抜け出したい16歳のコミュ障女子高生がTV番組への出演が切っ掛けで変わって行く話。
もともと文才と発想力は豊だった主人公の投稿した詩が認められTVに出たのは良いけれど、やらかして家庭が危機的状況に追いやられ、一念発起して音楽雑誌のライターに応募し、と展開していく。
何とも言えない家庭環境や、友達と呼べる人物もいない状況から、初めて外に出て上手く行っちゃって調子に乗って行く主人公が、やらかしや新たに生まれる悩みやついて回るものに、対峙し、抗い、成長して行く様をコミカルにみせていて中々面白かった。
ただ、やっぱり日本人からみたら若干自信過剰気味だな~w
そしてラスト、なるほどなこの原題。
あえてHow to取らなくても良かった気がする。