フック

だがオッサンになったピーターパンは最初はやっぱり馴染まない(笑)

ピーターパン不在の世界が変わっている世界観はそれなりに面白かった。

主演二人は楽しんだのだろうか？

忘れてしまわないようにずっと気を付けてきたのに
いつの間にか気がつくとワクワクするような気持ちが無くなってきて空や海や山を見てもつまらなくなってしまった
無計画で何も持たずに家を飛び出そう
どうにかなるでしょ
遊びに行こう
何かあるでしょ

アニメも見なくなった
漫画もあまり面白くない
空想もしなくなった
友達もいなくなるさ
ホントはスマホも空へ飛ばしたい
よしそうだ、会社の帰りに出来るだけ道草しよっと
知らない狭い道をどんどん進んじゃえ
川に出たら石投げだ
毎日遊ぶのが楽しかった頃をもう一度取り戻そう
出来ることからでいいからさ
時間も場所もなけりゃ頭の中だけだって楽しいさ
そしたら何でも思い通り、そう
冒険へ行こう！

子供に観せたい映画。

40歳になっても童心を忘れずに冒険心を思い出す。スピルバーグの心意気とは裏腹に、彼自身が失敗作であると回顧する今作品となった。超有名俳優とお笑い要素はスピルバーグに似合わないと実証したようなものだ。フックはもちろん、スミー（ボブ・ホスキンス）もいい演技をしているのに、脚本がダメだのだろうか、すごくもったいない。コミカルな内容でもあるから、142分という長尺も問題だ。

野球をするところもあるのだが、PIRATESというユニフォームも受ける。スミーの真剣な顔を見ていると、ヒゲなんかはスピルバーグへのオマージュかとも感じた・・・けど違うのだろうなぁ。

良くも悪くもスピルバーグらしい映画でした。雄大なファンタジー描写、壮大な映像、そして父親の存在。映画の中での父親の存在がスピルバーグ映画の中でも特に重要なものでした！