21ブリッジ

テーマは面白かったですが内容は余り盛り上がらない様に感じました。銃撃戦のシーンは迫力があり良かったです。
チャドウィック・ボーズマン氏が亡くなったのを残念に思います。

無駄なところがひとつもなく非常に濃厚な99分の映画でした変に長くせずいい尺だったと思います。

アベンジャーズシリーズを興行収入1位に導いたルッソ兄弟が制作ということで不安なく映画に身を委ねられました。

緊迫感そそるBGMとその場にいるようなカメラワークの銃撃戦により映画にめちゃくちゃ入り込めますし、集中しすぎてあっという間に時間すぎます。

そしてチャドウィック・ボーズマン最後の劇場公開作品ということを映画にねじり込むのはどうかとも思いますが、やはりこれなしでは語れません。
「残酷な現実を受け入れる」この言葉がシナリオ上であってもどれだけ彼自身に響いた言葉だったかと思うと涙が止まりません。
やはりチャドウィック最後の映画は劇場で見届けるべきだと思います！

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A great man will be remembered for his achievements.
チャドウィック・ボーズマン．．．　彼は映画に名を遺す。ご冥福をお祈りいたします。

He was a servant of God....

I know it may not feel like it now, but you got more from your father,
Andre, in 13 years than most men will in a lifetime. He taught you to
follow your conscience, to not take anyone else's word about what
is right and wrong, to find a just code in an often cruel world.
8人の警官が殺された現場にデイビス刑事が駆け付けたシーケンス．．．　同志社大学で教鞭をとったことのなるレナードを兄に持つポール・シュレイダーの45年前の脚本『タクシードライバー』のラストのシーンを現代に甦らせたような演出をしているブライアン・カーク監督。

Are you who they say you are?
-　Who do they say I am?
You tell me. You killed a lot of preps in the last 10 years.
-　Never shot first.
Never?
-　All right, let me be more precise, Detective Burns. I've never fired
without just cause.
Seven dead cops feels like a lot of just cause. These guys are killers.
So I need to know that we got each other's backs tonight. 'Cause
I got a kid at home. Doesn't need to wake up without her mother.
-　You wear that badge, I got your back.
すでにamazon.com と Hulu では VOD 配信が始まっていて、amazon では25,000を超えるレビューが投稿され、76%の方が☆5を付けている。

We got twenty-one bridges in and out of Manhattan. Shut them
down. Three rivers. Close them. Four tunnels. Block them. Stop
every train and loop the subways. Then, we flood the island with
blue.
オリジナルの映画タイトルは『17 Bridges』．．．　当初、映画には4つのトンネルを含めていなかった製作側の裏話も．．．

I tell you what, anybody tells you money can't buy happiness is
full of sh*t.
"世界の首都" と呼ばれるニューヨーク。　そのニューヨーク市警の警察署長であるマット・マッケンナ警部を演じたJ・K・シモンズ．．．　映画『パーム・スプリングス』ではかなり変態的な役柄を演じていた彼が、ただ単に警察署長と言う立場で納まっている訳がないと思えば、自ずと話の流れが分かるかもしれない。

映画『セルピコ』のようにこの映画のプロット展開は、上手く計算されているようで、直ぐに先やラストの展開が見えてしまうスクリプトの弱いところがあり、しかもそれを支えるフィルムスコアが何とも言えない雰囲気を作り、映像の足を引っ張っているようにも感じる。
彼の遺作なのでこれ以上は止めておきます。　おしまい。