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アラバマ物語 Comments (20)
連想したのはスタンドバイミー
子供中心の話だった
グレゴリーペック渋くていいなあ
ロバートデュバル、、かっこよ過ぎないか、、
まさかの結末ではあったけど
それが現実なのかなあ
Blu-rayで2回目の鑑賞。
原作は未読です。
主演のグレゴリー・ペックが、悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したことでも知られるヒューマンドラマの名作。
家族のドラマであり、法廷ドラマでもあった本作。フィンチの娘スカウトの回想の形を取った物語は、どこか懐かしさを覚えるノスタルジックな描写と、少年少女の目線から見た大人社会の描写が絡み合って、ほろ苦さを感じました。
中盤から黒人青年の裁判が始まり、重い展開が続きました。法廷で青年の無実を訴えるフィンチの演説に涙が溢れました。しかし、個の想いが大勢の考えを覆すまでに時代が成熟しておらず、裁判は悲しい結末を迎えるに至りました…。
退廷するフィンチを見送る傍聴席の人々―。その多くは黒人でありました…。裁判に破れはしたものの、世間に蔓延する差別に真っ向から対立し、青年の尊厳のために戦ったフィンチへの敬意…。子供たちの目に、見送られる彼の背中はとても誇らしいものに映ったことでしょう…。見送りの視線に気づかずに行くフィンチの姿にも、称賛のためでは無く、己の信念を懸けて戦っただけであるという真の強さを見た想いでした。
いつの時代も、己の信念を貫き通すことの難しさは変わらないなぁ、と…。個の考えと大勢の考えの違いから生じる相克ほど、厄介なものは無い…。従来通りの考えに縛られた人々からすれば、それに反する行動をする者は異質な存在でしかなく、戸惑いながらそれを排除し否定したくなる…。
フィンチ弁護士とその子供たちも理不尽な目に合いました。それでも信念を曲げなかった父親の姿を通して、子供たちは人間的に成長していきました。どんなことがあろうと、捨てたり譲ってはいけないものがある。尊い勇気に心震えました。そして一連の出来事を通して、“真実”だけが人を幸せにするわけではないことを、フィンチは思い出すのでした…。
本作の数年後、ユニフィクスというソウルコーラスグループがCoaut Of Loveと言うヒット曲を出します
邦題を付けるなら愛の裁判所というところでしょうか
ひそひそ声、木槌の音、裁判官の開廷の言葉が入り曲が始まります
彼女がつれない、どうでも良いような3つの罪を歌った曲で、最後に陪審員が彼女は有罪を宣告する、一見愉快な曲
しかし、本作のアラバマ物語は数年前といえど全米の大ヒット映画でアカデミー賞まで取っている作品です
つまりこの曲を作った作家、歌う本人達
、ラジオでかけるDJ達、リクエストしレコードを買った一般大衆
皆がこ本作の裁判のシーンとその結末を知っての上でのヒットだったのです
それを知った上で、その曲を聴くと見えてくる光景は全く違った物になるのです
ぜひその曲も聴いて見て下さい
事件は重たいが、子どもたちのやりとりやお父さんとの関係など、暖かいところがあった。