Plot

個性派俳優、田口トモロヲの初監督作。原作はみうらじゅんの自伝的コミック、脚本は売れっ子の宮藤官九郎。舞台はバンドブームが席巻した頃の東京。4人組ロックバンド、SPEED WAYはブームの中でメジャーデビューするが、人気はパッとせず生活も同じ。純粋なロック少年であるギターの中島は、ボーカルのジョニーに売れる曲を書けと言われて反撥、いい曲を書こうとするが書けない。そこにロックの神様、ディランが現れる。

Aktor

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アイデン&ティティ Comments (8)

kmtshvi
kmtshvi
めちゃめちゃ良かった。これは漫画版の方も傑作。
ppkjtw
ppkjtw
ロックの神様が、貧乏ミュージシャンの僕の部屋にやってきた、ボブ・ディランの姿で…。
みうらじゅんのコミック原作、田口トモロヲ初監督・2003年作品です。

ロック青年・中島とバンド仲間の、えらく現実的な青春に、超現実的なロックの神様が普通に存在する、なんか不思議な話です。
中島の彼女も不思議な存在。形而上的観念的彼女って感じですが、麻生久美子が演じると、ちゃんと実体化してました、スゴい。

都会に出たり戻ってきたりしながら音楽を続ける知人を、つい重ねて見ていました。サクセスは勝ち取りたい、でも、そもそも何がサクセスか。

主演の峯田和伸、生々しさが良いです。歌うとまた、ちょっとクラクラっときます、さすがミュージシャン。
バンドメンバーを始め、キャスティングに隅々まで凝ってて楽しかったです。
knayed
knayed
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みうらじゅんは好きではない。正直言って、観る気もなかった。しかし峯田の演技が良すぎます!女性の描き方はみうらじゅんの実生活そのままなのだろうか、描写が薄すぎるので恋愛部分としては全く評価できない。しかし、バンドの実態が異様にリアルなので共感できるのだ。ただし、考え方がデビュー前のアマチュアっぽい思考のため、設定がこれで良かったのだろうかと疑問にも思う ロックを聴く側からの視点でも本当のロックのあり方を考えさせられ、TV生本番でのシーンにそれが集約されていました。いいぞ!!

岸辺四郎の役も借金を背負った原因がここにある!と思わせるようなバブル期の押せ押せ志向。社長室には漫画本ばかり(ゴルゴ13が目立っていた。これはみうら氏の事務所か?)だし、何気ない壁のポスターも面白い。今をときめく浅野忠信をウェイターというチョイ役で使うという贅沢さもシャレてるな・・・・

冒頭のインタビューシーンは名前を入れてほしかった