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17歳のカルテ Comments (20)
ある朝目が覚めた時にフと頭の中でペトゥラ・クラークの「ダウンタウン」が流れていて、何かの映画に使われていて好きだったという記憶を必死こいて思い出して、あ!「17歳のカルテ」だ!!っという事に行き着いて久しぶりに鑑賞しました。(ちなみに「ダウンタウン」の方はAmazonプライム musicに上がっておりました。)
この作品って自ら境界性人格傷害のウィノナ・ライダーが原作を気に入って映画権を買い取って映画化したんですね。アカデミー賞取ったアンジェリーナ・ジョリーばかり注目されてますが、ウィノナもいい演技しています。特にウーピー・ゴールドバーグにバスタブに投げ込まれて言い争うシーンとか、それまで表に出さなかった感情が一気に噴き出して怒ってる所が印象的でした。
作中でスザンナがカウンセリング受けてる時に「女は何人からが淫乱?それじゃ男は」と問答しているのが面白い考えだなっと思いました。確かに男は経験が多くても淫乱なんて言われないですよね。
しっかし、00年代に思いっきり低迷したウィノナ・ライダーが今じゃnetflixで復活して、逆にアンジーがあまり観られなくなるなんて人生とはわからんもんですなぁ。
ちなみに邦題の「17歳のカルテ」は当時キレる17歳が流行っていたから付けられた模様です。もちろん原題は全く別物ですし、劇中でスザンナは18歳以上って言ってましたし、17歳何も関係ないという・・・。でも17歳前後の人は邦題に17歳ってあると気になるでしょうし、これは映画配給会社が上手い事やったと取るべきでしょうか??
唯ただ、アンジェリーナ・ジョリーの存在感が鮮烈で今も残るほど凄まじい。
ウィノナの繊細な不安定さも◯
何を以って「正常」と「異常」の線引きをするのか考えさせられる、テーマのある作品。